言葉の人と音の人
僕の大好きなテッタのブログで、ちょっと中村一義の事に触れてた。
今までもてったのブログでは何かの曲に絡めて日記を書いてた事があったけど、それで思った事。
てったはやっぱり“言葉の人”やなぁって事。
僕ここんとこ二回連続でディスクレビュー書いてたんですけど、全部音の事。泣き所も音。
歌詞についてはほとんど触れてないんですね。
僕ねぇ、昔からそうなんですけで、音楽聞いてて歌詞が全く耳に入ってこないんですよね。
どうやら歌というか声というものを楽器としか捉えられないようです。
レコード聴いてもライヴに行っても、楽器も声も全部含めて音として処理してるとしか思えんないんですよね
前回のハニカムウェアの話なんか特にそう。
歌詞を知りたい時は、ブックレットをガン見しながら必死で追ってかないとムリ。それでもあんまり頭に入ってこない。
IQテストとかしても、言語の部分が極端に弱いんですよね僕。
だから、ホントは音楽聴いて耳に入ってくる情報量ってすごく膨大なのに、それを言葉に変換して伝達するって言うのはとっても苦手です。
言葉で泣ける人、言葉で泣かせられる人がうらやましいと思った日でした。
コメント
ふーむふむ、なんだい?ベタ誉めかい?
ええ?このメガネやろう。
確かにおれは、IQテストでは言語系以外がからっきし。パズル問題とか絶望。言語だけはやってて楽しい。
でもねえ、どうかねえ。
さっき吉原さんの100sのレビュー読みましたけど、おれは「どう?」と「だろ?」のくだりをあんなに絶妙な表現で書くことができません。
要はあんなにリズム良くコード進行と歌詞の印象を絡めた文が書けない。
「どう?」と「だろ?」ていう言葉の印象の違いを音と共に語れるのは「音の人」でしょ。
そしてあの書き方は「泣き」だと思うよ。
おれにはできない芸当です。
100sが・・・聴きたいです・・・。
バスケが・・・したいです・・・。
投稿者: tetta | January 25, 2005 01:38 AM
あー。オレも歌詞に注目したりしないっすよ。
まぁ、かといって音にもそんなにセンシティヴではないけどね。でも吉原君やてったのブログを読むと「あ~~~コレ聴きたいねぇ」って思うよね。そりゃすごいよね。で、ディスクユニオンにお買い求めに行くね。で、結局OBITUALYとか買ってくるんだよね・・・。
ところで、IQテストは言語・非言語両方パズルみたいなもんじゃないか?言語も記号なら記号も言語。言語と記号の違いはどこでしょうか・・・。
そう考えると、言語と記号の違いは何だろうか。記号じゃ感動は伝えられないところとか?でも、感動したりするのは情報の受け手が勝手にすることだからね。受け手が記号で感動することに馴れてないだけかもしてないし・・・。最近友達は「この図式はキレイだよね。」とか「ココでこの式が出てくるところとかすばらしい」とか、やや感動してるかもね。記号・言語の差はどこにある??
投稿者: 篠崎 | January 25, 2005 07:52 AM
篠崎さんはいつも難しい問題提起をしてくるねぇ。
いや、言葉(テキスト)も記号も媒体っていう観点から見れば並列だよね。
ただそこに格納する情報が違う訳で、僕は言葉は“表現”で、記号は“記述”だと思うのよね。
だから図形とか空間把握はまた別の能力として、
言葉の能力ってのは自分の伝えたいことをいかに“表現”できるかって事で、記号の能力ってのはある事をいかにスマートにロジックに落とし込めるかって事じゃねぇかな?
またこれは音と言葉とは別次元の話でね。
音と言葉は、耳から入ってきた情報を生の信号の情報として感性的に処理するか、
頭ん中で一旦意味情報に変換するかの違いじゃない?
あまり深く考えないで言ってますが。
投稿者: Yはら | January 25, 2005 12:01 PM
なるほどねぇ。
耳から入ってきた情報を生の信号の情報として感性的に処理する←よしはら
頭ん中で一旦意味情報に変換する←てった
ってかんじですか?
そうかー。そういう「処理の仕方」で考えると、IQテストの言語が得意・非言語が得意ってのにも納得がいくような・・・。歌詞を「意味を持つ情報」と捉えるてったは洋楽聴くとどうなるんだい?インストゥルメンタル聴いてるような気分なのかい?・・・それとも「わかるぜーー!!!」って急に英語が聴き取れるようになるとか・・・!!
まぁ、こんなこと考えてる場合じゃないんだけどね?テストあるし・・・。
投稿者: しのざき | January 27, 2005 09:17 AM
>洋楽
うん、あのね。
おれは洋楽聴くときは言葉が耳に入らんのよ。だって英語ですから。だから洋楽を聞くときは、多少なりとも
「耳から入ってきた情報を生の信号の情報として感性的に処理してる」のかもしらん。
おれは吉原さんみたく優秀な感覚では処理できず、まじで「音を処理」って感じなんだろうけど。
(バラードだ、ポップだ、ロックだ、ラテンだ、泣きだ、笑いだ)程度の。
んで、こっからはおれの洋楽の楽しみかたなので主観になりますけど、
英語の歌詞は日本語の歌詞よりも抽象的な表現が多くないかい?あと、詩的じゃない?洋楽の方が。
まあ、「英語」っていう言語の(一つの単語が示す)性質自体が日本語よりも抽象的っていうのもあるだろうし、和訳された歌詞の内容が詩的に見えるだけかもしれないけど。
例えばビートルズの「ゲット・バック」って曲あんじゃん。「あの頃にもどろう」って歌詞じゃん。
まあ他にも表現あるのかも知れないけど、なんつーか、歌詞の意味が大して耳に入ってこない分、自分のいいように解釈できますわな。
解釈のしようによっては「get back(あの頃にもどろう」なんて歌詞は「泣き」でしかないわけですよ。
要は「この歌詞に泣けるかどうか」ってのは歌詞にストーリー性やら共感やらを見つけられるかどうかの問題ですよね。
だから抽象的な表現である分、洋楽の歌詞は勝手に共感できちゃう部分が多いと思うんだよね。
日本語とはちょっと違ったニュアンスで歌詞に感動できると思うんよね。
なので、おれはしのの言うところの
「わかるぜーー!!」って感じで洋楽を聴いてるかも。
急に英語が聴き取れるようにはならないけど、その意味を勝手にいいように解釈してる。
んで勝手に「わかるぜーー!!」って。
いやー、ごめん、かなり意味わかんないかも。
けどそんなカンジ。
投稿者: tetta | January 27, 2005 02:37 PM
英語はシンプルで、しかもリズムがある言語だから音としては使いやすいんじゃないでしょうか。
日本語はシンコペーションしない言語やし、ニュアンスが難しいから、それこそはっぴいえんどみたいに日本語を日本語のまま英語みたいに使うのは第一歩だよね。
それまでは日本語は乗せる事すら出来なかった訳だからさ。
チバユウスケ、岸田繁、中村一義なんかは日本語を音符にのせて、しかも自在にスウィングさせたりシンコペートさせたりする事に意識的だと思う。
言葉の選び方、使い方に関してのこの人達のこだわり方はすごい。
だから聴いてて嫌にならないと思うんですよ。
ちょっと話ズレてんのかな?あってんのかな?
投稿者: Y-hara@Laboratory | January 27, 2005 04:50 PM
へぇ・・・盛り上がってるね・・・TAWAGOTOなのに・・・。TAWAGOTOは「閑散と、しかも徒然と」がモットーだと思っていたのに・・・!!
たぶん議題は「楽曲の歌部分を『言葉』として受け取るか『音』として受け取るかの差違について」だとおもうんですよ。だから流れはあってんじゃない?・・・こういうのは論点がわからなくなるよね~。
で、上のよしはらさんの書き込みはモロ「音」として受け取ってるよね(笑)という・・・。ことですよね!?てった!!
そうですねぇ。英語はリズムになるものねぇ・・・っていうか、日本語がリズムになりにくいのか。中国語なんかもリズミカルになる可能性秘めている気がするもの。
「ポピュラー音楽」ってあるじゃない。「クラシック」や「民族音楽」に対して「軽音楽」・「ポピュラー音楽」。ポピュラー音楽のなにがすごいってビートがあるところですよね。いや、ふと高校のとき書いた習字を思い出した(知ってる人反応しろや!)。ビートってすごいよね。ちなみに私は「ビート」を「極端なアクセント」と解釈して使います。例えば8ビートは4拍子の楽曲の2拍目と4拍目に極端なアクセントを入れたもの、とう具合。
クラシックや民謡なんかじゃ刺激が足りなくなったんだろうね。で、刺激的でしかもノリやすい8ビートがこの世を支配したわけです。ロックンロールです。しかし人間の欲求は止まりません。もう8ビートの刺激には慣れきってしまい、さらなる刺激を求めました。ディストーションギターの登場です。歪んだ刺激的な音にみんなノックアウト!ハードロックの登場です。しかししかし!人間の欲求はさらにエスカレートしました。もっと刺激的な音を!ブラストビートの登場です。爆発するようなリズムに歪んだディストーションが鼓膜をぶちやぶらんばかりの勢いで迫ります。ヘヴィ・メタル(スラッシュメタル)が降臨しました。・・・音楽は成熟しました。世界中の人々はスラッシュメタルを聴き、日々頭を振りつづけましたとさ・・・めでたしめでたし。
・・・昔話『ヘヴィメタル創世記』
ちょっと話ズレてんのかな?あってんのかな?
投稿者: 篠崎 | January 28, 2005 12:55 AM
バカやろう!!ロックンロールはそんな単純なモンじゃねぇぞ!!
ドッタン、ドドタンっていう単純なビートに潜む32の間と、横に揺れる三連符だよ。
いや、基本は32だと思うよ俺は。
いや、しのが言いたいのはそういうポイントじゃねぇな。うん。いや、違うんだよ。
投稿者: Y-hara | January 28, 2005 01:27 AM
>猥原
話題が完全にズレますけど。3連符の話になって丁度いいから聞いておこう。
その32分って3連符の偶数割り近似としての32分でしょ?3連符を32分音符で近似するのってどうなの?楽曲的に(例えばバンドスコアとかで)3連符で書かれてたり32分音符で書かれてたりするじゃない?やっぱニュアンスとか違うから何すかね。ドラムやってるくせにその辺のニュアンスの違いがわからん。私は同一視してるけども・・・。猥原さんはどうなんすか?32分音符で書かれたシャッフルビートと3連符で書かれたシャッフルビート・・・。
ま・・・結局そんな微妙な表現できないけどね(笑)
投稿者: しのざき | January 28, 2005 09:35 AM
今更レスしてみます。
俺スコアをあんま見ないから何とも言えんけど、そこには全然大きな違いあるだろ!!
でも俺の言った三連符とは、判りにくいけど実は1、4、3の3連符なんだなこれが。
このねえ、1拍目、4拍目、3拍目(7拍目)を意識できるかで、だいぶ変わるとおもうんだよね。
4/4と3/4(というか6/8)を同時にカウントしつつ、どちらかと言うと3/4に意識を持っていきながら4/4の曲を演るってのがね。
どうですかね?
投稿者: Y-hara | January 29, 2005 10:23 PM
>4/4と3/4を同時にカウントしつつ、どちらかと言うと3/4に意識を持っていきながら4/4の曲を演るってのがね。
ハイレヴェル!!・・・でもなんとなくわかりますね。
3/4への意識というか・・・うん。そんなことをドラマーのだれかが言っていたような気がします。
投稿者: 篠崎 | February 1, 2005 12:35 PM