“誤解を恐れずに言うのならプログレッシブ”という形容詞
どうも。ハー・マー・スーパースターは大事件だと思って書いたのにリアクションがなくてリアルに凹んでいるY原です。
あのー、これは音楽に限っての話なんですがプログレッシブ=進歩的という表現は、プログレッシブロックを直に連想させます。
もともとプログレというとキングクリムゾンやピンクフロイドといった60s~70sの、今で言うポストロックのような存在の音楽でした。しかしいつしかプログレという言葉は乱用され、ドリームシアターに代表されるプログレメタル=ゴミ音楽を代表する言葉に成り下がってしまいました。
僕がここに横やりを入れるとしたら、まずキングクリムゾン、ピンクフロイド、エマーソンレイク&パーマー、イエスでプログレ四天王なんて言う風に並列に並べられるだけでも納得がいきません。
キングクリムゾンとイエスが同列?冗談じゃないよって言う話なんですよね。ジェネシスまで来るとまぁ問題外と。
話が横に逸れましたが、そんな訳でこのご時世、非常に進歩的なレコードがあったとしても、安易にプログレッシブだと言えないという現状がある訳です。
そこで最近音楽評論の中で多用されている言葉が“誤解を恐れずに言うならプログレッシブ”という形容詞な訳です。これ、はじめに誰が言い出したんでしょうね。
挑戦的な内容であったり、ロックバンドがロックというアートフォームから逸脱した作品を作った時に用いられます。
「いや、ちゃうねんで!!プログレは最悪な音楽なんは分かってんねんで。ただワシが言いたいんは単純に進歩的で、未来に向かった音楽や言う事ですわ」という評論家の心理を見事に表しています。
特にオチがある訳じゃないんですが、もはや一つの評価方法として確立されてしまった感のあるこの言葉。冷静に考えるととっても面白いですよねぇ(グダグダ)
コメント
ハー・マー・スーパースター、先ほど聴きました。
いやー、「外見とのギャップ」というより、僕はなんというか「矛盾」すら感じたね。
すごいね。
どうしちゃったんだろう。ほんまに曲も声もスウィートでござった。
だのにあの曲を上半身裸のでぶが?
あの声で?・・・え?
ガッツ石松がケミストリーの声で歌うのと大差ねーんじゃ・・・。ああ、比喩がチープだ。
曲は本当にカッコいいよねえ。つーか外見もかっこいいけどね。
天はニ物を与えたもうたわけだね。ある意味。
あー、でもよくわからん。
「プログレ」って簡潔に定義するなら結局なんなのさ?
「オルタナティブ」はどこにいったのさ?
「デジロック」はいつごろ死語になったの?
どう解釈すればいいの?
プログレ、オルタナティブ、デジロック
ってのはその時代の音楽を形容するための言葉なのか?
教えて!吉原さん!
投稿者: tetta | February 21, 2005 10:20 PM
プログレは本来の意味は置いといて、長い、大げさ、つまらん音楽じゃないの??
オルタナティヴは死んだ。死ぬ瞬間を見た。
デジロックは、だれが言い出したか知らんけどだっさい言葉だよねー。
プロディジーとかの事でしょ?一時期ケミカルもデジロックって言われたよね。
投稿者: Y-hara | February 22, 2005 01:51 AM
オルタナティヴは死んだのだろうか?
確かに世にいうオルタナティブの象徴は死んでしまいましたけど、原義的にみるとオルタナティブはポストロックとも取れるんだよね。だから俺的にはまだ生きてるんだけど…。
あー 高校の時このテーマで友人とすんごくもめた…。今は特にどっちでもいいやって感じなんだけどね。
ハー・マー・スーパースター、実際に見てみたいなあ。
投稿者: sno | February 23, 2005 02:05 AM
>S野氏
原義で言えばプログレッシブもオルタナティヴも“死ぬ”っていうもんじゃないっすけどねぇ。
ただマッドチェスターとかアシッドハウスとかと並列の単語としてのオルタナはもうないっすよね。
ハー・マー・スーパースターのアルバムめっちゃいいっすよ。全盛期のプリンスとジャクソン5、それにハウス、ロックンロール、すべてが詰まってます。
投稿者: Y-hara@Laboratory | February 23, 2005 08:19 PM