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正直、未だに「佐藤伸治追悼コンサート」という雰囲気から抜け出せないのだろうな、と思っていた。
でもフィッシュマンズだった。少なくとも彼らのステージに悲壮感はかけらもなかった。それが一番良かった事。「またみんなで集まろ」って言葉がすごく心に残った。

ボーカリストが入れ替わるので、フィッシュマンズのライブで重要な要素の「流れ」ってものが断ち切られるのは残念だけど、でもホント良かった。純粋にこの先が見たくなるバンドとして生きていた気がする。
そしてライブも既に2時間半くらい経過した時、始まったのはあのLong Seasonのピアノループ。「うわー！！こっからLong Seasonやんのかーー！」ホント、めっちゃくちゃ良かったんよ。脱水状態も手伝って倒れるかと思った。Long Seasonのために用意されたボーカリストが山崎まさよしだったのも、ミスマッチなようでとても良かった。そして彼がLong Seasonしかやらなかったのもすごく良かった。
そして最後アンコールはゲストボーカル全員と、なんと、こだま和文が登場して”チャンス”！！！会場全体がパーッって明るくなってさ、みんなで大合唱。あれはちょっと涙腺がやばかった。

個人的なベスト「瞬間」は、蔡忠浩が“忘れちゃうひととき”を歌いだした瞬間。なんか、悔しいけど「フィッシュマンズだ！！」って思ってしまった。鳥肌が立った。

今回のツアー、映画化されるみたいですよ。チラシを配ってた。すごく楽しみです。
ゲストはクラムボン原田郁子、タイから来たPodくん、sakanaのPocopen、bonobos蔡忠浩、ハナレグミ永積タカシ、UA、山崎まさよし、ASA-CHANG、こだま和文でした。

他にも話したい事がいっぱいある気がするのだけど、まとまらないのでこれで。また書き足すかもね。

あ、そうそう会場がAXな上にオペレーターがZAKさんだったので、ありえんくらい音良かったよ。ホントに。

::: SETLIST - 22,11,2005 Shibaya AX :::
1. Go Go Round This World!
2. Weather Report
3. いい言葉ちょうだい
4. エヴリデイ・エヴリナイト
5. Baby Blue
6. なんてったの
7. Smilin' Days, Summer Holiday
8. むらさきの空から
9. あの娘が眠ってる
10. Just Thing
11. 忘れちゃうひととき
12. Melody
13. 感謝（驚）
14. MAGIC LOVE
15. ナイトクルージング
16. いかれたBABY
17. WALKING IN THE RHYTHM
18. 新しい人
19. 頼りない天使
20. LONG SEASON
-- Encore --
21. チャンス

＊2-4 with 原田郁子,　5-7 with Pod,　8-10 with Pocopen,　11-13 with 蔡忠浩,　14-16 with 永積タカシ,　17-19 with UA,　20 with 山崎まさよし・Asa-Chang,　21 with こだま和文 and All